つれづれなるままに

モーニングノートの代わりに書いたり。主に今ハマってる事とか。最近はミニマリスト→心屋仁之助さん→MEC食、イド・インヴェイデッドなど。3年前の夏に脳腫瘍が見つかり、翌月手術しました。

『海辺のカフカ (上) 』を読んで 村上春樹著

ごぶさたしてます。コロナ禍などでバタバタしていますが、この本の感想だけは書いておかないと…と思いまして。
以下かなりネタバレしますのでご注意を。







え…っと、何から書いていいのか……あらすじはちらほらと聞いていましたが、実際に読むとなかなか衝撃がありますね…。
大まかな話は「僕」ともう1人の男性のエピソードが交互に描かれていて1Q84的なつくりです。

始めは旅っぽいのでわくわくしてたんですが…
私猫が大好きなんですよ……なので例のシーンは…本当につらくて、読むのを止めようかと何回か思いました。

ただ、村上先生の描写はスパッと鮮やかなので気分が悪くなったりなどはあまりならなかったんですが…ダメージを受けますねやっぱり。つらい。
小さい頃よく飼っていたし看取った事も何度もあったし一時期は人より猫と遊んでる方が多かったので。…すみません感想じゃないこれは。

冒頭からイドの10話のような話があって震えたし、ジョニーウォーカーも出てくるし、父殺しの話もあるし舞城先生、村上作品をリスペクトしすぎでしょ…!みたいな。

集団で子ども達が失神する話もすごくて鳥肌が立ったし、まさかジョニーが「僕」の父って…!とびっくりしました。
そして「彼」と「僕」がだんだん近づいてくるのも何か起こりそうで怖いです。

ナカタさんは天の声も聞けそうですね。というか、魚を空から降らせるのはキリストでしたっけ。
……という事はやはり天の声によってジョニーの息子である「僕」を始末しに近づいてきているのかもしれませんね。
そしてカラスは「僕」のガーディアンみたいなものなんでしょうか。
それとも潜在意識…?何にせよ「僕」は只者ではなさそうですね…
まだ15才になったばかりなのに頭も回るし冷静だと思う。彼と対決するなら並の子どもじゃ太刀打ちできなさそうですしね。

それと、図書館のあの人はもしかして…と思ったりもしますがまあ下巻で分かるでしょう。
もっと細かくレビューしたいんですがとりあえず募る思いをアウトプットしておきます()

追記:大島さんが自分はすごく好きです。とても綺麗なものを感じます。あの短所も含めて…あやうくて繊細で意外ともろくて美しいですね。