つれづれなるままに

モーニングノートの代わりに書いたり。主に今ハマってる事とか。最近はミニマリスト→心屋仁之助さん→MEC食、イド・インヴェイデッドなど。3年前の夏に脳腫瘍が見つかり、翌月手術しました。

アマゾンで新刊販売中です🍎

Amazonで一次小説集の販売開始しました!よろしくお願いします<(_ _)>

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キンドル本も販売開始しました!Amazonのサイトでサンプルも読めるので、よかったら見てみてくださいー🙇🎪

Kindleアンリミテッドに入っている方はそのまま読めます📕

Kindle アンリミテッドは最初の30日間は無料ですし、今は期間限定で3ヶ月99円のプランもあるから入りやすいです。
もしよろしかったらお試しでどうぞ📖🌸

今週末に一次創作本を出します&エアイベントに出ます

こんにちは、直前のお知らせですみません。
またまたごぶさたしてますが、今週末に一次創作集本をAmazonから出します。
『もしも僕がリンゴの木を植えなくても』🍎
A5版 112P


また、それに合わせてエアイベントに参加します。
今週末の11/24~26にピクトスクエア内の「育児中の創作芸術祭」というイベントです。↑この名前で検索すると出てくると思います。

リンクも一応張っておきますね。

pictsquare.net24㈮11時から2日間開催していますので、よかったら見に来てくださいー。


本ですが、申請が遅れておそらく25日から販売できると思います。Kindle本だともう少し早く出せると思うので、ご検討よろしくお願いいたします。
本だと820円(税込み902)
Kindleは600円位にすると思います。Kindleアンリミテッドに加入されている方はそのまま読めると思いますので、そちらも合わせてよろしくお願い致します!m(__)m

↓画像は校正刷りなので色々修正要ですが、大まかにはこんな感じです<(_ _)> フォントも変えると思います。

『もしも僕がリンゴの木を植えなくても』校正刷り

 

映画「メメント」の感想

 こんにちは。かなりご無沙汰してしまいました。あれからいろいろあったんですが、(本も二冊?出して、来週位にもう一冊出す予定です)まあ元気です。

 今日は久しぶりに映画をネットで何本か観て、そのうちの一本の感想でも書こうかと思いログインしました。

 メメントっていう映画なんですが、これ、2000年に公開されたようですね。恥ずかしながら最近のなのかと思っていました。

 あまり内容を知らずに観たんですがけっこう面白かったです。前日に見た「インセプション」より好きかもしれません(製作費とか全然違いそうですが)。これ、インセプションと監督が同じ方だったんですね。道理で話が似てると思った。

 以下ネタバレあります

 

 保険会社の調査員をしていたレナードはある日妻を強盗に殺されてしまう。犯人を捕まえようとした彼もケガを負い、その後遺症で短期の記憶ができなくなった。レナードは復讐を誓い、手がかりを追っていくが……

 

 これも、インセプションと同じように最初とラストが繋がるような(ちょっと違うけど)作りになっていました。それと途中から分かるんですが、一つのエピソードが終わって次のエピになると時系列的には前のエピより昔の話になっています。

 話がA→B→C→Dではなく、D→C→B→Aとなっているので、見ている方も前の記憶がなくなっているような、そんな不安にかられるような作りになっていました(そういうの大好き侍)。話が始まると、過去の記憶がない状態で話が進んでいっていました。

登場人物はそんなにいないんですが、構成や話の進め方でこんがらがってしまうような感じで(途中でキャラの関係表を作ってしまった)レナードの電話の相手も、抽象的なものかと思ったら本当にいて、しかもずっと無言だし、レナードが

「誰だ?」と聞くとすぐに切ってしまう所とか本当にハラハラしてしまった。

 

 しかも最後にテディがとんでもない事を言い出すし、行方不明のジミーは本当は…とか、奥さんの最終的な結末は、とか、サミーの正体はとか本当に救いがなくて、人によっては嫌がりそうな話だなと思いました(自分は好きだけど)。

主人公の独りよがりさとかもとても推しキャラに似ていてよかったです()(レナードは刑事じゃないけど相棒のテディは一応刑事…だし)。ユージュアル・サスペクツを思い出したし、こういう映画は好きです(自分では書けなそうだけど)

 

 

 

 

 

「竜とそばかすの姫」の感想

 今日見に行ってきました。台風が来てたのに。

 しょうがないやん昨日予約でチケット取ってしまったし…

 家族で映画館に行きましたが、ほとんどみんな違うのを見ました()

 チョーナンはゴジラVSコング、チョージョとダンナは僕のヒーローアカデミア、私は竜とそばかすの姫です。

 時々別れる事はあるけど、ここまでばらけるのは珍しいw

 ゴジラが8時からの回しかなかったので、他のメンバーもそれに合わせて見る感じでした。

 早朝でもうすぐ終わる作品だったので、チョーナン以外は誰もいなくて貸し切り状態だったらしいです笑


 私の方はわりとお客さんは入っていましたね。日曜だったし封切られて間もなかったからかな。批判が多いと聞いていたけど、やっぱり人気はあるようです。

 ネタバレを思いきりするのでご注意を。↓





 舞台はごく普通(というかやや田舎)の町に住む女子高生や、それを取り巻く人々です。「U」という仮想世界があってアカウントを作ると、もう一つの人生を生きられるというような設定のようです。

 そこに「ベル」というアイドル?がいて、とても人気があるみたいです。

 彼女が鯨に乗って歌を歌っていますが、そこから急に現実世界に戻ります。


 どこにでもいそうな地味な普通の女の子、それがベルの正体でした。

 彼女はいつも沈みがちで、唯一の肉親である父親ともほとんど話をしないようです。

 彼女の周りにはキラキラしたアイドルのような女の子(ルカ)や、とても人気のある男の子(しのぶ)、カヌーに夢中な不器用そうな男の子などいますが、すず(主人公)はそれを窓の向こう側からただじっと見ています。


 彼女が小さい頃は活発で、元気に遊んだり走り回っているような子でした。けれど、ある日お母さんが濁流に飲み込まれそうな女の子を助けるために増水した川に入り、女の子は助かりましたがお母さんは帰ってきませんでした。

「おかあさん、行かないで」と幼いすずは飛びついて引き止めますが、

「今助けないとあの子は死んでしまう」と、振り切って見知らぬ子どもを助けにいってしまうのです。

 彼女は泣き叫びますが、再会は叶いませんでした。

 それ以来、すずは悲しみにくれて人が変わったようにずっと泣き暮らしていたようです。


 そんな訳で過去をずっと引きずっていた彼女ですが、ある日よくつるんでいる友だちにUの存在を教えてもらい、アカウントを作ります。

『もう一度人生をやり直せる』そのキャッチコピーを聞いた彼女の目に光がさします。

 彼女はUの世界での姿に変わると、ずっと歌う事ができなかった歌を紡ぎ出しました。その声を聞いて、あらぬ方向を向いていた他のアバター達が注目しはじめます。

 一曲歌い終わった彼女に関心を持つ者もいたようですが、また別の方向へとみんな歩いていきました。

 ホッと一息ついた彼女のそばに、一人の小さなアバターが近づきます。

「あなたはすごい、あなたは素敵」

 そう言われて、彼女はほほえみます。

 現実世界に戻ったすずは眠りにつきました。

 その間に、ベルのアカウントに一気にフォロワーが増えていきました。


 …というような話ですが、すずの歌はとてもよかったです。

 心に直接響くような感じで人気が出るのも頷ける気がしました。竜のデザインもかっこよくてとてもよかったです。

 ただ、ベルが竜に関心をもつ理由がよく分からなくて「あなたは誰?」とずっと聞いてるんですが、それだけなの…?それでずっと追いかけるの?というか、もっと色々動機がある気がするんですがそこら辺があまり描かれなかった気がしてちょっと残念でした。

 なんか監督が描く女性キャラはいつも頭が足りない感じがするんですよね

 ルカの告白のシーンも、彼女が恥ずかしくなって顔を両手で覆ったあと、相手の男の子が戻ってくるまでずっと動かないし、いやもうちょっとなんかあるだろうという


 あと、なんでか例の男の子達がいる場所が外国なんじゃないかと私は思っていたんですが  これって海外だったらどうしてたんだろうなってちょっと思いました。

 Uの言語翻訳機能とかがどんな風になっていてコミュニケーション方法はどのようになっているのかがちょっとよく分からなかったんですが、

まあ外国だと成り立たない話だから東京にしたんだろうなとは思いました。


 また、すずがあの子達を助けに行って父親が最後はタジタジになっていましたが、たぶんあれだけでは虐待は終わらないだろうなと思います。それに、あの子達はおそらく18才には全然満たないだろうからこの先何年かは我慢を強いられるだろうし、彼らの未来はハードルが多そうで少し暗い気持ちになります。

 たぶんすずと彼をくっつけなかったのもそういうのがあるのかもしれません。


 でも、すずはまた前を向けるようになったし、彼もまた勇気を出さないといけないという事を彼女から学んで、明るい未来に一歩進めてよかったなと思います。

 見る人を選ぶ気がするけれど、私は見てよかったと思いました。

 できればもう一度映画館で観たいけど行けるかな


補足:竜とベルが踊っているシーンなどはディズニーの美女と野獣のようで、絵になっていてよかったです。ベルが竜を抱きしめるシーンもほっこりしました。



イド:インヴェイデッドの二次創作本を頒布中です📚

 だいぶ更新が久しぶりになってしまいました…

 今年もどうぞよろしくお願いします。
 親戚が年末のあと3日で新年になるという時に亡くなって、年賀状が出せませんでした。
 前にあった時は元気だったのに、この年になってくるとだんだんと上の年代があっという間に亡くなってしまうので寂しいです。まあ他にも色々とあってバタバタしていました。

 

 来月3/20 にイド:インヴェイデッドのオンリーイベントがネット上で開催されるのですが、
それに出店する事にしました。(といっても出すのはちょっとしたものくらいですが)

 それに合わせて、人生初の小説本を出す事にしました!
 もう印刷所から送られて、倉庫に眠っています。

 2/28までBOOTHで限定頒布していますので、よかったらよろしくお願いしますm(__)m

 

イド:インヴェイデッド 二次小説
『月は落ち霜天(そうてん)に満つ』

百貴と鳴瓢と酒井戸の話
本文+表紙 全40P/ 500円/ 全年齢/ A6(文庫)/ 約11900字

詳細とお店 ↓
https://hana3.booth.pm/items/2706363

 

3/20のイドwebオンリーはここで開催します ↓
https://pictsquare.net/0hvr9ktwgvojsdnniajw9et3777zv6zm

 

私は『あ8』『C&M』にいます。当日 本は少しだけですので、お早めにお手続きされるのをお勧めいたしますm(__)m

 

↓ これは表紙です。けっこう綺麗にできました^^ わりと気に入ってます。

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月は落ち霜天に満つ 表紙

 

『愛なき世界』 三浦しをん 著 を読んで

 またまたお久しぶりです。なかなか読み終えれませんでしたがやっと読み終わりました…!(時間がなかなか取れなくて)すごくおもしろかったです…!

 

 三浦先生はとても好きな作家でまほろ駅前シリーズとか『舟を編む』もお気に入りなんですが、この話もとてもよかったです。冒頭はある洋食屋「円服亭」の住込み店員の話から始まるので この人が主人公かと思ったんですが、そこに時おり食べにくるある団体の人達が主軸の話でした。

以下ネタバレ(思いきりしているので注意です)

 この人達はスーツをいつも着ているのに会社勤めではないようで正体不明なんですが、円服亭がデリバリーのサービスを始めてオーダーが彼らから入り、近所の大学院の研究生や先生だと分かります。

 その中に、眼鏡をかけた植物を研究している本村さんという女の子がいるんですが、食堂の藤丸くん(店員)は彼女に恋をします。彼女は他の大学から転院していて、植物が大好きでシロイヌナズナの葉がどうやったら大きくなるのかを研究しています。

 藤丸君はそれまでは植物には特に興味がなかったけれど、時々デリバリーに行くたびに本村さんが見せてくれた顕微鏡や楽しそうに植物の事を話す様子に心惹かれてだんだんと興味を持つようになり、たまに手伝ったりもするようになりました。

 

そして店主さんに「研究の邪魔を絶対にするな」と釘を刺されていたけれど、ある日想いを抑えきれなくなり、ポロッと告白してしまいます。

 本村さんは「何日か待ってもらえますか」と言って、数日後にデリバリーに藤丸君が行った時に別の部屋に招き、顕微鏡でシロイヌナズナの細胞を見せてもらいます。

 彼がそれを覗くと、暗闇に銀河のような光る点が沢山映っていました。「まるで宇宙のようですね」と彼は言います。

 彼女は「こういう研究をしています。そして私はそれに一生を捧げるつもりです。だからあなたの気持ちには応えられない」と言って謝ります。

 彼はなんとなく予感はしていたけれど、気落ちして店に帰ります。でも、彼は屈託がないので次にデリバリーの時や店で会っても普通に彼女に接します。

(店長や常連さんにはバレてからかわれていましたが)

 ……と言うような話なのですが、三浦先生の一つ一つを丁寧に積み重ねて大きな成果にしていくという手順がすごく好きなんですよね… 教授の松田先生もキャラクターがとてもいいし(まるでスーツを着た死神のようだという)、彼が学生の時のエピも大泣きしてしまいました。(私の中で松重豊さんがすごく当てはまるんですが)

 一つ一つ積み重ねていくエピは『舟を編む』でもされていましたが、本当に気の遠くなるような手順を地道に重ねていく描写が本当に素晴らしい… (私もこんな風に書けたらいいんですが)

 そしてタイトルについてもラスト近くで言及されていたんですが、藤丸君のその時のセリフがとてもよかった。

 ヴィンランド・サガという漫画でもクヌートが愛について悟るシーンがありましたが、

自然=愛という考えは美しいと思います。私も小さいころつらい目や悲しい事に遭った時、下を向いて歩いていると道ばたに可愛らしい花や美しい自然に時々目を奪われました。

 そんな時、なんとなく「神様はいるんだな」と思ったり、「この世界はつらい事もあるけどすばらしい」と感じていました。

 そんな風に思った事を藤丸君は本村さんに伝えて、「植物は愛がない世界に生きているとあなたは言ったけど、愛はあります」と言っていました。

「植物は光を食べて生きて、それを動物も食べ、その動物を食べる動物もいて……みんな光を食べて生きている」とも言っていたんですが、彼女はそんな言葉に心を動かされていて、結果的に2回彼を振ってしまったけど藤丸君はいつか彼女を振り向かせる事ができるんじゃないかな…と思いました。「植物より下でもいいし、今まで通り研究していていいから結婚してください」とかいきなりプロポーズしちゃうかも…などと想像してしまいました。

 松田先生の友人とのエピソードは本当にいいので、最後まで読まなくてもそれだけでも読んでほしいなと思います。

出てくるキャラクターの2、3人くらいしか言及できなかったけど、みんな特徴があって(サボテンが大好きな院生の男子とか)、でも調和していて良い奴らなので本当におもしろいです。よかったらみんな読んでほしい…!本当に。

 

 追記:そう、これは書いておかないとと思っててうっかり忘れてましたが、ハードカバーの表紙が素晴らしく美しいです…!

 写真かと思ってたら、よく見たらイラストでした…めちゃくちゃ細かいし綺麗です…表紙だけでも見てほしい…是非に。

 

 

『あいにくの雨で』麻耶 雄嵩 著 を読んで

お久しぶりです。この前読んだ本の感想のために更新しています。 

↑これなんですが、青春もののミステリなのかなと思っていました。ええまあそうなんですが思っていたより数段シビアでした。いや、これ高校生にはしんどすぎるよ。以下ネタバレです。

生徒会のスパイの話あたりは私の頭がよくないせいかあまり理解できなかったんですが、舞台が高校が中心の割には話がとてもとてもシビアです。はじめは被害者が1人か2人位かなと思ってたんですが、それどころじゃなかったですね…しかも烏兎(うと)くん(主人公?なのかな)の仲がいい祐今(うこん)の親族が亡くなっていく。いなくなるたびに「またか!」とちょっと思いました。祐今はどんどん憔悴していって、廃人みたいになって烏兎もつらい目にあうんですよね。

つらい。でもおもしろいんです困ったことに。ああ…

前に恩田陸さんの「私の家では何も起こらない」という本をホラーと知らずに夏の夜中に読んでしまったんですが(ホラーがまるでだめなのに)、その時と同じくらいかそれ以上の衝撃を別のベクトルで受けました…。

ちょっと心の準備がない状態でこの本はつらいです。激重な感情を抱いてしまって心が重い。本当につらい(4回も言った)。イド・インヴェイデッドの9話くらいつらい。

獅子丸はどうなってしまったんだろう。そして烏兎は…2人はもう会わないんだろうか…

もう3人でどこかに遊びに行ったり泊まったりという事は絶対にないんだろうなと思うと心が引き裂かれそうです。かなり重い感情のプレゼントをもらってしまいました…

続編もないだろうなと思うとそれもきついです。矢的さん、ひどいよ…