つれづれなるままに

モーニングノートの代わりに書いたり。主に今ハマってる事とか。最近はミニマリスト→心屋仁之助さん→MEC食、イド・インヴェイデッドなど。3年前の夏に脳腫瘍が見つかり、翌月手術しました。

『黒猫の三角』を読んで 森博嗣 著

ご無沙汰です。内地に引越したり色々やってるうちにあっという間に時が経ってしまいました;

こちらの夏は暑くて結構大変でした。(今は大分過ごしやすくなりましたが)
上の子は無事ダンナの母校に通い、下の子は以前少し通った園に行っています(バスで3駅ほどかかりますが)

本も割と読んでいるので久しぶりにレビューを書こうと思います。他にも色々読んだんですがとりあえず森さんのVシリーズを。

S&Mシリーズが見当たらなかったのでこちらを読みました。

色々ネタバレしてると思うので、大丈夫な方だけ読んでくださいね。






『S…』とはまた違う感じです。小鳥遊君という女装男子が出てきたので『working!!』のタカナシくんの元キャラなのかなと思いました。
紅子さんがとても魅力的です。万華鏡のような印象。
内容に関しては、…はっきり言って驚きました。そんなどんでん返しがあると思わなかったので。でもずっと伏線は張られていたので気づく方は気づくと思います。私は大学を出ていないのでタイトルの意味も分からなかったけど、これも分かる人はいるんでしょう。
探偵の保呂草さんは文○ストレイドッグスの織○作みたいなイメージでした。

これはS&Mより後の作品みたいですが、何となくこちらの方が前のような印象です。
『全てがFになる』のイメージが鮮烈すぎて、あれを越えるものはなかなか無い気がします。
保呂草さんはまた出たらいいな、と思いました。

前も思ったけど、作者は殺人に対して一般的な考えに囚われない感じがします。
『やりたいからやる』とかそう言うのに肯定的というか、『親の仇だからやる』とか、そういう納得できそうな理由は不健全というかそれなら情状酌量の余地があるとかは全く関係ないと思っているというか…

殺人手順などは気になるけれど、理由には関心を持たないようです。S&Mの助教授もそんな感じでした。だから、話の中で犯人は見つかったら警察に捕まったり逃亡したら追ったりはするけど、
殺した事に関して登場人物が責めたり詰ったりはしていない。それがいいのか悪いのかよく分からないけど、『正義』や『悪』等は作者の中ではあまり重要では無い気がします。また次がとても楽しみです。

↑ノートにざっと書いたのをそのまま写してるので、また書き直すかもしれません。よかったら森さんの作品、読んでみてくださいー。